糖尿病とは　運動療法

　運動療法は血糖のコントロールだけでなく、合併症の予防と健康状態を良くするために大変有効です。運動療法は全ての糖尿病患者さんにあてはまるわけではありません。血糖値が高すぎたり合併症の状態が悪かったりすると、かえって症状を悪化させることもあります。まず主治医と相談して自分にあった運動を進めて行きましょう。

①運動の強さ（どのくらい頑張るのか）
　運動が弱すぎると効果がありませんし、強すぎると傷害を引き起こす危険性が増大し
　ます。

②運動の種目（なにをすればよいのか）
　酸素を十分取り入れて行う有酸素運動が有効です。具体的にはエアロビクス、歩行、
　ジョギング、自転車、水泳、体操などです。

③継続時間（どのくらい続ければよいのか）
　１回の運動量は少なくとも１５分以上しましょう。また、ダイエットの必要な人は
　脂肪を燃焼するため３０分以上行うのが効果的です。

④実施時間帯（いつすればよいのか）
　理想的なのは食後１～２時間くらいの時間帯です。しかし無理であればこの時間帯に
　こだわる必要はありません。運動は継続することが重要です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　